少林寺拳法部が全日本学生大会6位、滋賀大学初の快挙

2024-10-05

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左から沖田さん、小島さん、有坂さん
 11月4日に東京都千代田区の日本武道館にて第58回少林寺拳法全日本学生大会が開催された。この大会に本学の少林寺拳法部21名が出場し、4名が本戦に進んだ。

 本大会には全国から多くの大学が参加し、各々が日頃の鍛錬の成果を競い合った。全国から強豪校が集まる中、本学の選手は見事な技を披露し、男子白帯緑帯の部で有坂聡介さん(経・1回)と沖田悠真さん(経・1回)のペアが6位入賞という素晴らしい成果を収めた。

本大会を終えて沖田さんは「今回が初めての大会だったので武道館での少林寺拳法を楽しむことを目的にしていた。この日に向けてたくさん練習してきたのでそれが報われて本当に良かった。」と笑顔を見せた。有坂さんは練習中特に意識したことについて「大会1ヶ月前から入賞を目標に普段練習がない時も自主練に励んだ。主将や引退した先輩方にも来ていただき集中的に指導していただいた。」と振り返った。

 また、惜しくも入賞は逃したが西村達彦さん(経・1回)と宮本かぐらさん(DS・1回)のペアが本戦で健闘した。宮本さんは「いつも通りにすればできると思い緊張はしなかったが、他大学の学生に圧倒された。次の大会は絶対に優勝を目指す。」と拳を握った。

 少林寺拳法部は現在約30名で活動しており、部員のほとんどが大学で大学で少林寺拳法を始めた初心者である。主将の小島陸さん(経・3回)によると、部全体のモチベーションを維持するために部員一人一人とコミュニケーションをとることで意見の言いやすい場作りを心がているそう。また分かりやすい目標を設定することで部全体で同じ目標へ向かって進めるようにしたという。去年の全日本学生大会では7位と健闘した少林寺拳法部だが、今年は更なる高みを目指して練習に励んできた。師範や先輩からの技術指導を受けることで技を磨き、心技体の両面で成長を続けている。小島さん自身も、主将としての責任を感じながら初心者が大会で活躍できるよう心を砕いてきたという。

 さらに昨年度には、少林寺の所在地である中国での国際交流会にも参加した。他国の学生と交流を深めた経験は、チーム全体にとっても大きな刺激となった。小島さんは「少林寺拳法のルーツに触れ、多様な文化を持つ仲間たちと過ごしたことで、武道の精神をより深く理解することができた」とその意義を振り返る。その経験をもとに、チーム全体で技術向上と精神的成長の両立を図り、再び全日本の舞台で挑戦することに強い意欲を見せた。

 来年度の全国大会に向けて新たなメンバーも加え、さらに力をつけていく少林寺拳法部。最後に小島さんは「皆様の応援のおかげで一歩ずつ成長できています。来年もより良い結果を出すべく精進を続けていきますので引き続き応援よろしくお願いします」と感謝の気持ちを述べ、来年度の飛躍を誓った。